初めまして、一般社団法人出島の大楠でございます。 近年、パソコン教室をはじめとした情報教育の依頼をいただくようになりました。しかしながら、社内の体制が整っていないことを理由に断り続けてきました。せっかくニーズがあるのに断るのは申し訳ないと思い、それから数年構想を立てどのような形態がよいか研究してきました。 いろいろなパターンを検討した結果、一般社団法人による仕組みが適切と考えこのたび設立に至った次第です。 さて今回のテーマである「情報」の定義を改めてしたいと思います。 2001年に公表された政府のIT戦略会議から間も無く四半世紀が経ちます。(参考:森内閣IT戦略会議) 当時の課題はハードウェアと通信環境整備およびソフトウェアの開発をどう取り組むかが課題でした。 官民あげて通信環境構築が落ち着きだした2010年後半からソフトウェアの分野が急速に発展しました。 ソフトウェアの分野に関しては、まだまだ発展途上であるものの十分活用出来る水準に達してきました。 かつて、※出島の地には「世界」から様々な情報が集まりました。その情報を得るために、日本各地から出島に集まりました。 すなわち出島とは「情報の最先端」の地だったのです。 ※歴史上鎖国時代の頃の出島を指す(現:長崎市出島町) 現代の社会は現地に出向かなくてもすぐに情報が手に入る「情報過多」の時代になりました。 これまでは多くの情報を「吸収」することが重要とされてきました。しかし、これからは情報を「選択」することが重要です。 私たちは、情報の選択という技術を伝えていくことが何よりも大事だと考えます。 一般社団法人出島は情報通信技術の習得をきっかけに、子どもたちが将来やりたいことを実現化する環境つくりに日々研究し邁進いたします。 教育事業を通じて私たちは情報教育の底上げをはかり、子どもたちの自主性と創造性を培う環境を構築して参ります。 私たちの事業活動にご支援賜りますようお願い申し上げます。 2022年4月1日 一般社団法人出島 代表理事 大楠和誠